ＦＯＭＡ終了！？ガラケーはどうなる？

　ＮＴＴドコモは、第3世代移動通信方式の「ＦＯＭＡ」および携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービス「iモード」を、2026年3月31日にサービス終了すると発表しました。

　それに伴い、通称「ガラケー」はどうなるのでしょうか？

　 ガラケーの今後の運命を見ていきたいと思います！

ＦＯＭＡとは？

　ざっくりいうと、電波の干渉やノイズに強く、高度な通信品質を実現する通信方式のことです。世界中どこにいても利用することが可能な次世代携帯電話として、２００１年１０月からサービスが始まりました。

　ＦＯＭＡが登場する前は、ｍｏｖａという通信方式を採用していました。

　違いとしては、

　ｍｏｖａは障害物の影響が少なく遠くまで電波が届くので基地局の数も少なくて済みます。

　ＦＯＭＡは、電波が遠くまで届かず、基地局の数が沢山必要だが情報量が沢山送れるのでテレビ電話とかに有効です。

　パケ代が安く高速通信が出来たり、一部はテレビ電話が売りでした。 しかし、最初はかなり苦戦したようです。

　エリアが狭かったり、電池持ちが悪い、一部端末は電波のつかみが悪い、ｍｏｖａの方が高性能端末が早く出たりしてました。

ガラケーとは？

　いわゆる「ガラパゴス化」した日本の携帯電話端末の通称です。

※「ガラパゴス諸島」の生物のように、日本で製品やサービスが独自の方向で進化し、その結果国際標準からかけ離れたものとなっている状態をいいます。

※ガラパゴス諸島は大陸から遠く外敵の侵入がないため、生物が独自の進化を遂げました。

　日本の携帯電話（フィーチャーフォン）は端末も通信方式も日本独自に開発されたものです。

スマートフォン

　最近広く普及しているスマートフォンは、「Ｓａｍｓｕｍｇ」「Ａｐｐｌｅ（米国）」「Ｎｏｋｉａ」の３社がシェア７割前後を占めています。

ＦＯＭＡ終了で、ガラケーはなくなるのか？

　ＦＯＭＡが終了してもガラケーはなくなりません。あくまで、ガラケーは携帯端末のことを指しているのであって、ＦＯＭＡ＝ガラケーではないからです。
現在では、４Ｇ(ＬＴＥ)という通信方式でガラケーが発売されています。

　なお、おサイフケータイ・ワンセグ・防水など日本独自の機能（ガラパゴス機能）を盛り込んだスマートフォンの事をガラスマと言ったりします。

　２０２６年にサービス終了ということで、ＦＯＭＡは２５年間続くということになります。

　継続２５年で幕引きということは、四半世紀＝ひと世代と考えれば、むしろ長生きした方の技術だと言えるでしょう。

　ＦＯＭＡ端末が増えすぎてしまい、やめるにやめられなくなった。ＦＯＭＡ契約がなんと約２０００万件！ＦＯＭＡガラケーの生き残りが多すぎて、４Ｇ(ＬＴＥ)ガラケーへの買い換えが進まないようです。

　いまでも会社やプライベートで使ってる携帯ＦＯＭＡだよ！？という方も多いのでは！？

まとめ

　ＦＯＭＡサービスが出たときは、ＰＨＳからの乗り換え組としては、すごく驚きました。たくさんメールができて、たくさん絵文字を使えて、しかも、携帯でテレビ電話できるなんて！

　当時、ドコモは、宇多田ヒカルの新曲「traveling」を起用した宣伝活動も行っていました。いろいろとても懐かしいです！

　筆者もまだまだＦＯＭＡのガラケーを使っていますが、サービスが終了する日まで愛着を持って使っていきたいと思います！